※LCM:Life Cycle Management
私たちは寿命の短い建築材料はできるだけ選定から除外し、劣化を早めると思われる施工方法は徹底的に排除しています。しかしながら、初期コストはもとより、将来の材料のメンテナンスや設備の入れ替えなど「ライフサイクルコスト」を把握しておくことは、家づくりに欠かせないファイナンシャルプラン(ライフプランとも言いますね)を立てる上でとても重要です。
そこで、私たちは初期の資金計画の段階から、建物の仕様が確定した引渡時においても、お客様各々の「ライフサイクルコスト」を試算・提示しています。材料の初期コストを抑えて定期的なメンテンナスで補うか、最初から高耐久な材料を選択して将来のメンテナンスコストを低減させるのか、長期メンテナンス計画と併せて維持管理費のコスト設計にお役立ていただいています。
※LCC:Life Cycle Cost
構造計算(設計段階)と施工監理(工事段階)が一貫して行われるSE構法は、お引き渡しと同時に株式会社エヌ・シー・エヌによる「SE住宅性能報告書」と、引受幹事保険会社から「SE住宅性能保証証書」が発行されます。このSE住宅性能保証制度では、基礎や構造躯体、金物が原因で瑕疵が起きた場合にも、万全の補修体制が整えられています。
保証期間は完成引き渡しから10年間ですが、10年経過後に指定された検査・メンテナンスを行うことにより、更に10年間の保証延長ができるため「最長20年間」の構造品質を担保できることになります。しかしながら、SE構法誕生以来一度もこの保証が適用されていない事が性能の確かさを立証しています。
工事期間中に生じた不測かつ突発的な事故による物質的損害は、本来お客様が全額負担を負うことになります。例えば、不審火や落雷などによる火災、台風や暴風雨による損害などがそれに当ります。
しかし、私たちの工事現場においては、これらの損害をお客様に代わって補償する工事保険に全棟加入しています。また、生産物賠償責任の観点から、お引き渡し後の賠償事故にも備えています。
新築住宅には、「住宅品質確保法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)」によって、引き渡しの日から10年間の瑕疵担保責任が義務づけられています。住宅の寿命に影響する重要な部分について、雨漏りや構造躯体の瑕疵(欠陥)が見つかった場合に無償で補修する義務が課されています。
また、私たち工務店は「住宅瑕疵担保履行法(特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」により、発生した瑕疵を確実に補修すること、住宅瑕疵担保責任保険に加入することが義務づけられています。これによりお客様は、瑕疵補修の費用負担の心配から開放され、また万一当社が倒産・廃業の場合でも保険会社へ保険金を請求することが可能となります。
さらに、基礎や地盤改良の設計は、地盤調査の地質データを根拠としているため、万一建物が不同沈下した場合の補償も併せて担保されています。
フクダの家は、省令準耐火建築物という耐火性能のある構造です。外部からの延焼防止、各室防火、他室への延焼遅延をしっかりと行うことで、火災保険上の区分において「T構造(耐火構造)」として扱われます。
そのT構造(耐火構造)は一般的な木造のH構造(非耐火構造)の保険料と比較すると1/2程度となり、長期間では大きな費用差が発生します。省令準耐火建築物が標準仕様である長期的なメリットをご享受ください。
地震保険とは、損害保険の一種で、地震・噴火・津波による災害で発生した損失を補償する保険です。国と民間の損害保険会社が共同で運営する特殊な保険制度です。
フクダでは全ての建物において構造計算による耐震等級3(最高等級)を標準スペックとしているため、等級1との比較で1/2程度になります。火災保険同様、この地震保険についても有利な条件をご提供できるのがフクダの家づくりです。
フクダの家は、全棟SE構法&全棟長期優良住宅を取得しているので、移住・住み替え支援機構(JTI)の「移住・住み替え支援適合住宅」となります。長期間の転勤などの際、通常は適用される年齢制限なしに「マイホーム張り上げ制度」を使える家、公的な家賃保証によりいつでも安定した現金収入が見込める家となります。
将来において「住む」「売る」の他に「安定して貸す」という選択肢が増えることで、家を売却することなく資産活用しながら住み替えるなどの選択肢が広がります。
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