シルバーメタリック色のガルバリウム鋼板を張った外壁に、2F部分に大きく張り出したもう1つの黒い箱、そして杉材を横格子に組んだガレージのスライディング・ドア。
異素材の組み合わせ、縦×横の直線ラインの視覚的なコントラストがシャープで潔く、強い印象を与える2F建て住宅です。
実は、施主・Aさんのご主人は、大手ゼネコンの現場監督として、これまで数々の大規模工事を経験されている“建築のプロフェッショナル”。
厳しい選択眼と豊富な建築の知識をもつAさんが、ご自分の住まいにと選択したのが、在来工法でも鉄骨造でもない「SE構法(重量木骨の家) 」でした。
(柱と梁で建物の荷重を支える)SE構法ならではの、シンプルで開放的な大空間。南に面した窓からの光と風が家中にあふれ、大きなカウンター・テーブルを中心に家族のコミュニケーションが広がる、明るく伸びやかなLDK。
スキップフロアと吹抜けで上下階に緩やかなつながりをもたせ、間口3.6mとは思えないほどの豊かな空間の広がりを感じさせる、心地よいオープン・プランのAさんの家。
高い耐震・耐久性能が保証された頑強な構造(SE構法)と、スケルトン&インフィルの自由な空間が造り出した、まさに“プロが自宅に選ぶ家”です。