年末の家守り通信でフローリングの部分メンテナンスについてサラリとお伝えしてから3ヶ月、とうとうご提案できる段階まで進みました。
今回はそのテストメンテナンスの様子をお伝えします。
竣工11年のOB様。杉の無垢フローリングにアンバー色のオイル系塗料を塗布した仕上げです。
柔らかい杉材は特に削れやすく、柔らかい部分から削れて素地が見えてきています。
着色した部分は濃い茶色、杉の素地はアイボリーに近い茶色なので、とてもよく目立ってしまいます。
お施主様ご自身で塗装が取れた部分へ着色を試みられたこともあるそうですが、うまく色が入らずすぐに取れてしまったので、そのうちに諦めてしまわれたとのこと。
埃や皮脂、擦られることで表面が磨かれていることなどから、そのままでは浸透せず色がのりにくいのです。
ではどうするか。
削ります。
集塵機能のあるサンダーやサンドペーパーを使用して手で削っていきます。
削った後はこんな感じです。
ここにオイル塗料を塗りこんでいきます。
広い部分は刷毛を使用して、細かい部分はウエスに染み込ませた塗料をそのまま染み込ませるように。
いずれにしても、余分な塗料は拭き取りを行いますので塗りムラを気にする必要はありません。
メンテナンスの業者さんにまじって、私も作業させていただきました。
施工前後をご覧ください。
※作業するのに夢中になって、写真の撮り方にばらつきがある点はご容赦ください。
艶が不揃いですが、使用していくうちに馴染んできて気にならなくなると思います。
OB様にとても綺麗になったと喜んでいただき、私も大満足です。
今回は1人半日だけでどれくらいできるか、という時間指定もありでのテストでした。
色が剥がれてしまっている部分周辺を重点的に施工する、という方法で、おおよそですが6メートル程度は半日で作業できそうです。
数をこなしていくうちに効率もあがると思う、という心強い言葉も業者さんからいただきました。
もし、自分で一度トライしてみたい!と思われるお施主様がいらっしゃいましたら、宮嶋までご連絡ください。
必要な道具やコツなどお教えします!