こんにちは　工務部　大塚です。

私の住む地域は先週末の寒波の影響で朝は一面の雪化粧。

子どもたちは嬉しそうでしたが、私は通勤の道中ヒヤヒヤしたものです…
今年はスタッドレスタイヤが役に立ちました。

さて、家づくりの当初から家の中には様々な居場所を散りばめたいと考えていたので
我が家にはそういった場所がいくつか存在します。

小上がりの畳リビングには畳の幅に揃えた約2.7mの造作ソファを設ました。
座って過ごすことから天井の高さを畳スペースは約2.0m、ソファ上部はさらに低く1.8mほどに。

ダイニングと緩やかに仕切る袖壁を背に座ると、ダイニングキッチンからはほど良い
目隠しとなり、籠り感のあるスペースとなっています。

袖壁の反対側は本棚を設け、ソファでゆったり読書に耽るなんてことができます。

子どもたちは小上がりの段差を机に見立て絵本を読んだり、腰掛けてダイニングに座る私たちと
おしゃべりしたりと階段1段目を兼ねた段差をうまく使ってくれています。

畳リビングの隣にはひな壇形状の階段とし、空間を繋げています。

今はIKEAのキッズキッチンを階段からの落下防止を兼ねて置いていますが、子どもたちは高さの違いを
キッチンカーのように見立ててお店ごっこで遊んだりして、階段も居場所のひとつとなっています。

将来の子ども部屋となる2階のフリースペースには造作デスクを作りました。

子ども部屋の間仕切りができるとここは廊下となりますが、子ども部屋の前室のような使い方ができ、
ただ通り過ぎるだけではなく、誰かがそこで勉強や仕事、休憩したりと多目的に使えるよう計画しました。

吹抜けに面したキャットウォークも居場所のひとつです。

日当たり抜群のこの場所で中間期などは窓を全開にして、風を感じながらパーソナルチェアーを置いて
うたた寝なんか気持ちいいだろうな。

居場所を作るポイントは段差をポジティブに捉えて積極的に用いること。そこに段差があると自然と腰掛けるものです。

また、リビングやダイニングなどパブリックなスペースから少し離れた場所や視線を遮ることができる工夫をすることで、同じ空間に居るけども、それぞれが違うことをしていても気にならない状況を作り出せます。

敢えて天井を低くめに抑えたヌックのようなスペースも居場所の典型ですね。

小さな家にこそたくさんの居場所を散りばめて、〇〇部屋という概念に捉われない、柔軟な発想で暮らしを豊かなものにできたら良いですね。

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