ー暖涼感のある木のリノベーションー⑥(マンションリノベーション)

2024年12月26日更新

こんにちは。設計チーフの千知岩です。
 
今回は、実施設計2回目の平面プラン承認について説明します。
 
以下の【承認項目】を予備打合せ時に後家族で決定して頂けるように
イメージスケッチ・画像・サンプルを交えながらご説明を行いました。
 
①間仕切り壁位置
②天井高さ
③収納の奥行き
④棚の箇所、枚数
⑤建具・家具仕様等
 
 
では、具体的に何を承認して頂くかを説明します。
 
①間仕切り壁位置
以下のサイズ感の確認が必要です。
ベッドサイズ、収納前の有効寸法
トイレの間口と奥行き(新設便器サイズは大きくなります)
廊下の有効幅
洗面台の幅および奥行き、洗濯機パン、収納の大きさなど。
 
 
②天井高さ
トイレ、洗面の天井裏には換気扇およびダクトがある為、天井は自ずと
低くなります。
玄関・廊下も同じ低い高さの天井高にするのが一般的です。
寝室およびLDKについては、メリハリをつける意味でもできるだけ圧迫感のないよう高く設定したいところです。
 
 
③収納の仕様、奥行きなど
各所に配置した扉付き収納は、以下と棚板形式の2種類
 
・ハンガーパイプと枕棚
ハンガーパイプでは奥行き最低有効550ミリ以上、ハンガーパイプを1段もしくは2段、上部に枕棚
ハンガーパイプ下部にお手持ちの収納ボックスがあればWサイズ決定に注意が必要です。
 
・可動棚板①
仕切り板を作り、その間に可動棚
 
・可動棚板②
仕切り板のいらない棚板
 
 
④棚の箇所、枚数
仕様は以下
棚板は4枚を標準としていますので、必要ならば打合せ時にお伝えください。
 
・可動棚板①
仕切り板を作り、その間に可動棚
【スガツネ】
▼棚柱 SPS-1820
▼棚受 SPB-15R型
 
・可動棚板②
仕切り板のいらない棚板
 【ロイヤル】
▼棚柱 SS3-SSF-14
▼棚受 SS3-WOB-R/L
▼参考サイト 棚柱収納システム SSシステム
 
 
⑤建具・家具仕様等
建具について、
標準ではシナ面材を使用します。
建具幅、高さ、鍵の要否など確認いただきます。
家具仕様については、
今回、床がオークフロアーのため、オーク集成で作り建具を栂(横目)の面材で提案しました。
キッチンバック収納、ダイニング収納、TVボードを同仕様で提案
以下の各所仕様を確認頂きます。
高さ、奥行き、幅、金物仕様等
 
 
 
 
また次回の設備プロット・住宅設備承認の予備打合せとして、図面を事前に提出し電気コンセント、照明他計画図面の説明を凡例に沿って行います。
 
【電気コンセント他】
外周部分は、既存コンクリート打ち込みのため移動ができませんが、現状のスイッチ高さがどの程度か、TV・電話など。
断熱改修などのふかし壁・新設間仕切などは新設が可能です。
 
【照明他設備プロット】
主照明、間接照明、壁付照明などの照明計画、動線計画からスイッチ位置、スイッチの種類、高さ等説明
マンション管理組合への事前申請から制約なども合わせて説明を行います。
電気回路数増設制限、給湯追い焚きの有無、自動火災報知器設備はインターホンと連動しているためインターホン移設の制限、築年数の古いマンションにおけるインターネット光回線のプロバイダー制限など。
打合せ後に次回打合せ用にあかりプランをメーカーに依頼します。
換気方式については現状の換気方式を共有し、築年数の古いマンションについては、第3種換気の移行が可能かなどを説明します。
 
 
 
以上となりますが、次回は設備プロット・住宅設備承認についてご説明をいたします。
 
 
年内最後となりますが、皆様良いお年をお迎えください。
来年も変わらずどうぞよろしくお願いいたします。

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