こんにちは。カスタマーサポートの宮嶋です。

皆さま寒い日が続いていますが、寒波が近づいているので、もっと寒くなるらしいですよ！！
外部水道や給湯器の凍結にはご注意ください！

↓↓給湯器に関しては以下のブログをご覧ください↓↓

https://www.fukuda-lld.jp/blog/?p=28881「給湯器に関して（悩ましい問題 by大塚洋一）」

今日は、弊社スタッフ濱崎が建築中の自宅で漆喰のDIYをするというので、手伝いに行ってきました！

漆喰の補修は色々なお宅でしてきたのですが、すさ入りの漆喰を塗るのは初めてなんです。
濱崎邸の計画がもちあがった時から密かに楽しみにしてきました！

全２回でお伝えしていこうと思います。

１回目は、漆喰の説明と準備についてです。

【補修用漆喰との違い】

補修用漆喰と本漆喰の違いは、スサが入っているかどうかです。
このスサという草のような繊維が入っていることで漆喰が接合するので、広い面を塗ることができます。
ですので、スサが入っていない補修用漆喰では広い面を塗ることはできません。
お施主様から漆喰が浮いた、破れたとお伺いした時は「絶対に剥がさないでください」とお願いしていますが、その理由が「補修用漆喰では直せなくなるから」ということだからです。

【養生の大切さ】

漆喰DIYをする範囲は薄い黄色になっている２面です。
これは石膏ボードという建材で、古民家と言われるお家以外には大概使われているのではないでしょうか。

（「せっこう」の歴史：https://yoshino-gypsum.com/special/sekkou/03　by吉野石膏）

プラスターボードとも呼ばれていて、見積もり等で壁の材料としてPBと書かれていれば、この石膏ボードを意味します。
薄い黄色の板の下、ビニールが敷かれているのがわかりますでしょうか。

こちら、マスカーと呼ばれる製品で、テープの先にビニールがくっついている養生のための製品です。
塗装や漆喰の作業をするときは、しっかりと養生をすることをお勧めします。
塗料が床に落ちた場合の被害は想像しやすいかと思いますが、漆喰はあまり想像しにくいかと思います。
そんな方はこちらをご確認ください。

（アルカリと木材の反応による黒染み：https://www.fukuda-lld.jp/blog/?p=22347）

強アルカリの漆喰を無垢材の床に落とすと、真っ黒に変色することも！
水を通さない素材のものでしっかりと養生をしてからスタートしましょう。

【漆喰の用意】

今回はすでに監督が水と漆喰を混ぜて用意をしてくれていました。とてもありがたいです！
攪拌機という大きめの工具で混ぜるのですが、重いし飛び散るしで結構大変な作業です。
思わぬところに飛んでしまうので、混ぜる時は外で混ぜましょう。
今回はこのまま使わせていただきます。

【手袋をしっかりと】

先ほども書きましたが、漆喰は強アルカリです。
手につくと、手荒れが起こる可能性があります。
特に肌が弱い方は要注意。

（ちなみに私は補修の際、指で塗ったりしますが、荒れません。強いです。真似してはいけません）

染み込んでしまうとやはり手荒れの原因になりますので、染み込まない素材のものを選んでください。

【工具のこと】

漆喰を塗りつける道具をコテと言います。
漆喰をのせる道具を盛板と言います。
なんでも良さそうな盛板ですが、ただの板等では塗りやすい感じに乗せるのが難しいので、やはり専用の道具がある方が良さそうです。

次回はようやく漆喰を塗っていきます！
どんな仕上がりになるのか、楽しみです！