反射光で空間を明るく2

2024年7月19日更新

前回はルイス・カーンのキンベル美術館の光環境についてお話しさせていただきました。
前回のブログ「反射光で空間を明るく」
https://www.fukuda-lld.jp/blog/?p=46529

今回はルイス・カーンの住宅作品についてお話しさせていただきます。
ご紹介するフィッシャー邸はキンベル美術館に並んでよく知られている作品で、1967年に竣工しました。ペンシルベニア州フィラデルフィアにある住宅で、大きな二つの木のキューブが特徴的です。

↑こちら、私が実際に訪問して撮影した写真です!!(訪問日:2023年11月23日)

 

住宅設計では多くの場合南向きに大きな開口部を取り、日射を取得するようにしますが、フィッシャー邸では北向きと東向きに大きな開口部を取っているのです。
午前中の時間帯に東向きの窓から直射日光が差し込み、さらに室内の暖炉や漆喰壁に反射しながら空間を明るく照らしていきます。


↑内観写真出典元:a+u 2009年2月号より

南向きに開口部がないので、室内が暗いのでは?!と心配になるかもしれませんが、そんなことはなく、暗さを感じることはないでしょう。
明るさを確保するという視点で言えば十分な明るさとなっており、まぶしさをあまり感じないという良い点もあります。
また、東向きの開口部から直射日光が差し込む位置にちょうどベンチがあるので、そこでぽかぽかすることができます。


↑こちらも、私が実際に訪問して撮影した写真です!!(訪問日:2023年11月23日)

さらに北向きと東向きの開口部はFIX窓となっているのですが、これは見るための窓と風を取り入れるための窓を区別しているからなのです。開く窓はまた別に設けられています。
開口部の向きや大きさ、開閉方法など様々な種類がありますが、自然光を取り入れたいのか、換気をしたいのかなど目的を明確にした上で決定していけるとよいですね。

梅雨が明け、暑い夏が今年もやってきましたね。
皆様お身体に気をつけてお過ごしくださいませ。

 


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