こんにちは　工務部　大塚です。

無事に土地決済を終え、本格的な設計業務がはじまりました。
一般の施主様と同様にヒアリングシートの記入→設計ヒアリング→プレゼンテーションという設計スキームにて進めていきます。

設計打合せに同席することは稀ですので、施主目線で感じることをフィードバックできたらなとの思いで取り組んでみることに。

まずはヒアリングシートの記入から。
現在の生活スタイルや住環境についての問診や衣服、家具家電等の所有量の確認、新居に希望する項目など、およそ30ページに渡り記入をしていきます。

なかなか骨の折れる作業ですが、新居での理想の暮らし方をまとめ、現在の住まいの物量を把握し、断捨離のきっかけとなるように感じました。

ヒアリングシートを見返すと当時はこんなことを考えていたようです。

・優しくぬくもりのある家

・家族全員が程よい距離感で過ごせる空間

・植物に触れる時間を大切に

・友人が集まり、自由に過ごせる場所

ご家族それぞれのヒアリングシートもありますので、
それらを持ち寄って新居についての家族会議などを開いてみるのもおススメです。
それぞれの大事にしていることや好きな雰囲気（見学会で見たものや施工事例の写真）など新居に求める大きなイメージをまとめておけると次のステップがスムーズに進むかと。

そしてプレゼンテーションに向けての設計者との面談となるわけですが、
私の場合はより具体的な形を想定できていた為、割と細かな点も含めてこの時点でお伝えしました。
一般的にはこの時点ではあまり細かい事は抜きにして、新居で実現したい暮らし方などを言語化できていると良いのではないかと。

■建物の形状や間取りについて
・総2階建て（1階と2階の面積が同じ建物）
・軒の出のある切妻屋根（所謂、三角形状の屋根）のシンプルなファサード
・個室で区切ることは極力しないで、各自がそれぞれの場所で自由に寛げるように段差や室内窓を積極的に取り入れる。
・小上りの畳リビング

■設備や素材について
・エネルギーの自給自足
・時短家電の導入
・高耐久、手触り、足触りを重視した素材

■庭づくりについて
・収穫を楽しめる木々を植え、季節感を取り入れて育てる庭を作る。

これらを実現すべく、千知岩さん、田中さんに設計を託しました。