こんにちは。工務部　大塚です。

神戸市にて新たなプロジェクトが進行しています。
昨年末までに基礎工事を終えて、年始に上棟、引き続き木工事の真っ最中であります。
延床面積60坪超えの規模の大きい建物だけあって、
１つの工程を完了させるにも普段の2倍以上の物量と作業量、、
どうしても時間は掛かってしまいますが、丁寧な施工を心掛けていきます。

２台の愛車が納まるビルトインガレージがあり、
間口5.5m以上の大開口をSE構法の門型フレームにより実現しています。
通常の柱サイズは120㎜×120㎜ですが、
門型フレームを構成するサイズは240㎜×360㎜の特大級の大きさです。
その上に高さ390㎜の梁が2本掛かります。

構成としては非常にシンプルではありますが、何せ部材の大きさに圧倒されます。
柱に打ち込むドリフトピンもこの柱だけで20本です。

その柱を支える基礎がとても難しい工事となりました。
門型フレームが建物に対して約70度の角度で取り合うため、基礎も当然斜めに。
また基礎と柱をつなぐアンカーボルトが6本もあり、
フレームの柱を建て込むためだけの独立基礎ということも相まって、
アンカーボルトの芯ズレが致命的となる箇所でした。

基礎屋さんも頭を悩ませながらも、自ら図面を作成して施工していただけました。
精確な施工のおかげで寸分の狂いなく納まった柱を見て思わず唸らずにはいられませんでした。
手前味噌ですが素晴らしい職方に支えられています。

まだまだ工事は序盤ですので、改めて気を引き締めて取り組んでまいります。