こんにちは　工務部　大塚です。

年始早々の痛ましい災害や事故に始まった2024年、
関係者の方々には心よりお見舞い申し上げるとともに、
やはり災害や事故はいつどんな時でも場所を選ばす起こるものだと再認識しました。

こうした災害が起こると改めて考えさせられる「日頃の備え」について、
これを機に振り返ってみましょう。

1.家具の置き方、工夫していますか？

阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでは、
多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大けがをしました。
大地震が発生したときには「家具は必ず倒れるもの」と考えて、
転倒防止対策を講じておく必要があります。

2.食料･飲料などの備蓄、充分ですか？

防災のために特別なものを用意するのではなく、
できるだけ、普段の生活の中で利用されている食品等を備えるようにしましょう。

飲料水であれば3日分（1人1日3リットルが目安）。
3日分の食料として、ご飯（アルファ米など）、ビスケット、板チョコ、乾パンなど。
日用品としてトイレットペーパー、ティッシュペーパー・マッチ、ろうそく・カセットコンロ　など。

3.非常時用持ち出しバッグ、準備できていますか？

自宅が被災したときは、安全な場所に避難し避難生活を送ることになります。
非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、
いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。

4.ご家族同士の安否確認方法、決まっていますか？

別々の場所にいるときに災害が発生した場合でもお互いの安否を確認できるよう、
日頃から安否確認の方法や集合場所などを、事前に話し合っておきましょう。
災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり、連絡がとれない場合もあります。
その際には【災害用伝言ダイヤル 局番なしの171】を利用しましょう。

5.避難場所や避難経路、確認していますか？

いざ災害が起きた時にあわてずに避難するためにも、
お住まいの自治体のホームページや国土交通省ハザードマップポータルサイト
などから防災マップやハザードマップを入手し、避難場所、避難経路を事前に確認しておきましょう。

※首相官邸HPより

防災対策で大切なことは、自分の身の安全を守るために一人ひとりが取り組む「自助」、
地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む「共助」、
国や地方公共団体などが取り組む「公助」が重要だと言われています。

その中でも基本となるのは「自助」となります。
災害が発生したときは、まず、自分が無事であることが最も重要です。
「自助」に取り組むためには、先に述べた日頃の備えをしておくこと。

その上で災害に遭遇してしまった場合、地域の人たちとの連携や協力により互いを助け合うこと。
「共助」の具体的な内容は、地域におられる災害時要援護者の避難の協力であったり、
地域の方々と消火活動を行うなどといった行動が挙げられます。
また、平時に自主防災組織の活動に参加するのも共助のひとつです。

「公助」とは消防や警察や自衛隊等による救助や災害支援、復旧活動
といった公的機関が行う援助のことをいいます。
こうした「公助」はとても大きな役割を担ってはいますが、
大規模災害が起きた場合は救助や援助をする人手の不足など、
公助にも限界が生じてしまいます。

災害においてまずは平時からの「自助」と「共助」がとても大切であると言えます。

共助と公助をつなぐプラットフォームとして
TEAM防災ジャパンというサイトがあります。
防災にまつわる「知る」「調べる」「つながる」をまとめて見れるサイトです。
https://bosaijapan.jp/

阪神淡路大震災から29年
新潟中越地震から20年
東日本大震災から13年
熊本地震から8年

すべての大切を守るためにも