家守り兼、福島ライフプラスの安岡です。
今回はマンションの遮音等級についてご説明させて頂きます。
・遮音等級の基準値(L値/L等級)
L値とは、簡単に説明すると床にどれくらい衝撃や音が伝わりにくいかを示した数値です。
数字が小さければ小さいほどに、防音性能が高いことを示します。
L等級とは、マンションの上階で発生した床への衝撃音が、下の階でどの程度聞こえるのかを定めた値になります。
床の遮音性能を示す値は、L値、L等級は便利なものですが、
実際のところ床の環境や素材・建物の空間によって性能も変わります。
しかし、一般的には「その防音商品を使えば、必ず推定L等級の性能が得られる」
という誤解が多く広まっているのが現状です。
・L値やL等級は条件によって異なる
L値やL等級は、実際にその数値を測った実験室の環境や、
床のコンクリートスラブ(下地のコンクリート)の厚みによっても、効果が変わってきます。
基本的に、L値の測定は、床のコンクリートスラブ(下地のコンクリート)の厚みを150mmとして推定されています。
したがって床下の厚みが150mmのときLLが50でも、スラブ厚が120mmになったり、空間的に音が響きやすく、
音を吸音するような素材のものが少ないと、LLが55になってしまうといったことがあります。
上記の事柄からL値やL等級はあくまでも推測値となります。
・衝撃音の種類
衝撃音は主に2つの種類に分けられます。まずは、スプーンやおもちゃなどを落とした時に発生する、
軽くて硬い感じがする「軽量床衝撃音 (LL)」と、子供が机の上から飛び降りた時などに発生するような、
重くてにぶい感じの「重量床衝撃音(LH)」の2つです。
・2種類の表現方法「LL-⚪︎⚪︎」「ΔL-⚪︎⚪︎」
マンションの床の防音性能表示にはこれまで、「LL-45」などの表示方法(推定L等級)が使われてきましたが、
2008年4月に「床材の床衝撃音低減性能の表現方法に関する検討委員会」から、新しい表示方法(ΔL等級)が発表されました。
これまでの表示方法(LL-⚪︎⚪︎)が、空間での防音性能を推定したものであったのに対して、
ΔL等級は床材や防音商品が床衝撃音をどれだけ抑えられるかという製品単体の低減性能を表すものです。
リフォーム・リノベーションをお考えの方は、是非ご参考にして下さい。
以上、家守り兼/不動産の安岡でした。
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