こんにちは 工務部　大塚です。

残暑と言うにはほど遠く、日中は高い気温の日がまだまだ続いていますが、空はもうすっかり秋の様相ですね。
庭木の水やりがすっかり朝の定番となりましたので、涼やかな風に秋の入口を感じております。

気象庁は9月1日に夏の天候のまとめを発表しました。
全国的に平年を大きく上回り、1898年から統計を開始した日本の平均気温偏差は過去最高を記録しています。

参考画像：気象庁より

今年の夏の特徴は6～8月を通して平年よりも気温の高い状態が長く続いたことが挙げられます。
最高気温が35℃以上の猛暑日の連続記録は兵庫県豊岡市で22日、福井県福井市で20日に達し、
30℃以上の真夏日の連続記録は東京都心でこれまでの40日を大幅に上回る、59日となったそうです。

気温だけに着目すると、例年通りかな（もちろん暑いですが…）という印象でしたが、
改めると全国的に真夏日が継続して続いていたのですね。
確かに熱中症警戒アラートが毎日発令されていました。

参考画像：気象庁より

気象庁が6月に発表した7～9月の日本近郊の海洋と大気の状態の予測図です。
エルニーニョ現象の影響により海面水温が上がり、暖かく湿った空気が流れ込みやすい状態が今後も続くようです。
この例外的な暑さを異常だと思うのは簡単ですが、気候変動の結果、記録を更新するような高気温が普通になっているのが真実なんですね…
そういった報道に聞き慣れてしまっていることも危険な事です。

「温暖化」と言われ続け久しいですが、巷でよく耳にする家庭で出来る対策として、
エアコンの温度設定や冷蔵庫に詰め込み過ぎない、
アイドリングストップにシャワーの節水etc…
もちろん大事ですが、そもそもの器である建物の性能を良くしていくことが
今後ますます求められていくことになるでしょうね。
国もようやく断熱性能の義務化に舵を切り始めました。

全国地球温暖化防止活動推進センターという団体のホームページに「うちエコ診断」という
家のつくり、光熱費、使用している家電製品などおうちの状況に合わせて、
効果がある取り組みを診断してくれるサービスがあります。
ざっくりとした診断ではあるものの、改めて生活を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに我が家のデータを入力すると、このような結果に

年間の光熱費はもう少し削減できそうな気がしているのですが、高性能な家の恩恵を受けつつ、地球にもストレスのない暮らしを営んでいきたいものです。

参考：全国地球温暖化防止活動推進センター
https://www.jccca.org/setsuene-action