家守り兼、福島ライフプラスの安岡です。

今回は以前のアスベスト調査義務化についての続編となります。
アスベストが出た際の費用や工事方法についてご紹介いたします。

以前のブログ
→リフォーム前に行わなければならない必須調査（https://www.fukuda-lld.jp/blog/?p=37610）

◾️アスベスト撤去の工事方法

アスベストには三段階のレベルが定されています。
レベル1の飛散率が高くレベル2.3の順に低くなります。

画像は厚生労働署のHP引用
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/seihin.html

その為レベルによって撤去時の飛散対策方法は異なります。

・レベル1

著しく発じん量が多い作業となります。
その為、作業場所の隔離や粉じん量に対応したマスク、また保護衣を適切に使用するなど厳重な対策が必要なレベルと定められています。

・レベル2

発じんしやすい製品の除去作業であり、レベル1に準じて高い対策が必要と定められています。
レベル1.2は撤去時の飛散対策としてはあまり変わりません。

・レベル3

発じん性が比較的低い作業で、破砕、切断等の作業においては湿式作業（水撒き）を原則とし、粉じん量に応じたマスクを必要とすると定められています。

◾️撤去費用について

処分費用だけでも約35,000円/1㎥の費用が追加で掛かってきます。

またレベルによっては、飛散防止対策として足場全体に飛散防止シートを被せ作業を行います。
30坪程の屋根の解体であっても20万〜30万円程の追加費用が見込まれます。

現在ではアスベスト調査が一定の条件下で義務化されましたが、想定していた工事費から一気に上がる事も考えられます。
その為、アスベスト調査は早い段階で工事業者に依頼することをお勧めいたします。

リフォーム・リノベーションをお考えの方は、是非ご参考にして下さい。

以上、家守り兼/不動産の安岡でした。