こんにちは。
設計の田中です。
諸般の事情により、最近RCのマンションに引越しをしましたのですが、、、
めちゃくちゃ一般的な間取りですが、周囲全てにお部屋があってほぼ真南向き、南面には大きな開口が付いているタイプです。
いい機会なので温湿度の実測をしてみようと思い、以下の物を購入してみました。
SwitchBotというシリーズの温湿度計で、機器内に温湿度データを68日間保管できます。
別売りの商品を使うと、クラウド上に無制限(?)で保管できるみたいです。
ちなみに私は別売りの商品も購入してIOTの世界に片足を突っ込み始めています。
貯めたデータはCSV形式で吐き出せますので、エクセルなどで読み込んでグラフ化したりして分析してみます。
その際、気象庁のサイトから近くの観測台の外気温、湿度データをダウンロードしてきて重ね合わせてみます。
で、そのグラフがこちら
下の方の濃い赤と青の線がそれぞれ室温と外気温になっており、上の方の薄い赤、青の線が湿度です。
外気温は最寄りの観測台ということで枚方のデータを引っぱってきています。
残念ながらエアコンの稼働時間や使用電力を測る術が無いので、冷房を動かしている時間や電力は表記できていません。
ただ、猫を飼っていることもあって比較的ずっと冷房運転しています。
グラフを見ていると、室温よりも外気温の方が低い時間が結構あるなと気づきました。
そこを塗ってみると
こんな感じに
湿度の問題があるので、単純に外気を入れればええやんって事にはならないのですが、割りと外気温の方が低い時間が長いように思えます。
まだ外皮計算をしていないので断熱的な性能はまだ出していないのですが、どちらにせよRCの躯体部分が熱を貯め込んでしまうので、入った熱は中々逃げにくい模様。
ただ、これをみると夜間は窓を開けてサーキュレーターを回しておく方が効率よく排熱してくれそうかなと思うので、外気温を把握しておく必要はありますがその方が冷房エネルギーは下げられそうかなと考えました。
あと湿度の調整は中々難しくて、普通に締め切ってエアコンを回していても50%〜70%を行ったり来たりしています。
気密性能はある程度いいのだと思いますが(気密検査をしてみても面白そうです)、どうしても第3種換気のため、めちゃくちゃ水分を含んだ空気がそのまま入ってきます。
7/13〜14とか夜間は湿度100%ですしね。
多分湿度調整は諦めて室温で快適性を求める方がいいんでしょうね。
余談ですが、その後SwitchBotの外気温を測れる商品を導入し、気象庁からデータを引っぱってくる必要がなくなりました。
これでより正確な自宅の外気が測れそうです。
次回はそれでも暑い理由を考えてみます。
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