土に蓋をしない

2023年6月6日更新

こんにちは。工務の大塚です。

梅雨入りの途端に台風、大雨と何だか極端な天気の訪れに少々戸惑い気味です…

梅雨時期の雨といえば、しとしと降る長雨という印象ではあったのですが、昨今のそれと言えば、ゲリラ的に激しい雨で地球環境の変化をまざまざと感じる瞬間でもあります。

先日の大雨も台風の影響もあったとはいえ、一日中降り続いた雨は久しぶりだった気がしています。大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

警報級の大雨が降ると街中の側溝やマンホールから水が溢れている光景を目にしますが、雨量以外にも様々な要因があり、その一つが土の上に蓋をする街づくりではないでしょうか。

アスファルトで舗装された道路や駐車場で受けた雨は側溝などの場所に流す必要がありますが、想定を超える水の流入があるとたちまちに溢れてしまう。

しかし公共的な機能を担うインフラであるが故に舗装されているべきですし、排水設備による貯留や浸透する舗装材の使用などの対策を講じる必要があります。


積水化学工業HPより


ドライテックHPより

それに加え、私たちの住む家からも屋根で受けた雨は樋を伝い、コンクリートで覆われた駐車場からは側溝にダイレクトに合流することで水の道がより集中し都市型の水害が発生すると言う、

一昔前ではそれで問題も少なかったのでしょうが、自然災害の激甚化に伴い、そうも言ってられなくなってきました。助長してしまっているのです。

自らの土地に降った雨は自らで処理をする。

自邸の駐車スペースにはそれを体現する仕様で仕上げてみました。

植生ブロックの隙間に川砂利を敷き、雨水は敷地内に浸透させます。植生ブロックの水平ラインが美しく、砂利だけですと車の沈み込みが起こりやすいですが、そういったこともなくスムーズに出庫できています。

さすがに雨樋を無くせるほどのゆとりある敷地ではありませんので検討は出来なかったのですが、アプローチ階段を除いてコンクリートを使わない外構を実現しています。

中庭スペースはまだ植栽工事が完了していませんので、別の機会にご紹介できればと思います。

安易に土に蓋をしない。この考えが少しでも広まればと願います。

建物の形状にもよりますが、公共の施設なども人の通るアプローチ以外は雨樋はいらないんじゃないかとさえ思います。

 


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