3ヶ月点検に行く古橋にくっついて、IM様邸にお伺いしてきました。
私の仕事はメンテナンスレクチャーです。
引き渡し直後と異なりすでに生活されているので、欠けや割れが発生しているのでは？とお家の中を探してみます。

映っている小さな手は、３歳の長男くん。
「ここ？ここ直すの？」とメンテナンスにも興味津々。
私がレクチャーをしている間、後ろにくっついてきてしっかりと監督してくれました。

小さな欠けのほか、割れ、浮きも説明しながら補修をして、木材のメンテナンスに関してもお伝えして、メンテナンスレクチャーは終了。
これからのメンテナンスのイメージを持っていただければ幸いです。

3ヶ月点検が終わると、とっても嬉しいお声がけをいただきました。
お茶です。
最初の写真でお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、IM様邸の和室は炉が切ってあるのです。
お作法もうろ覚えですが、いただいてまいりました。
私の隣でお茶をいただく古橋と、自分の銘が入ったお茶碗でお抹茶を飲む長男くんを激写。

IM様、ご馳走さまでした。
お茶の時間は心地よく、私も子供を連れて行けるお茶席を探してみます！

メンテナンスに関して、引き渡し直後、3ヶ月、1年、5年、10年と築年数によってお悩みごとは異なるものです。

完全な私の主観ですが、経年変化に対するメンテナンスだけで見ると、以下のような傾向があるように思います。

引き渡し直後：何をどうしたらいいのかわからないという、漠然とした不安
竣工3ヶ月：小さな欠けといった具体的な傷をどうしていいのかわからない（触る勇気が出ない）といった不安
竣工1年：大きな割れや汚れといった突発的な大きな傷への対処法について
竣工5年：積み重なった欠けや汚れへの対処法について
竣工10年：全体的な汚れにどう対処していくべきか

生活しているとどうしても突発的な事故や、積み重なっていつの間にか汚れている箇所が発生します。
これを気にしすぎると、心地よく過ごせなくなってしまいます。
対処法を知っていれば、過度に気にしなくても良くなりますので、精神衛生上も良いと思います。
そして、うまくいったメンテナンスがあれば私にも教えてください！
同じことで悩まれる方へどんどん共有していければと思います。