こんにちは。

爽やかな新緑の季節を迎え、晴れの日は外作業も捗る毎日です。
この仕事をしているせいか、季節の変化には割と敏感で、心地よい時期はあっという間に過ぎ去るような気がしています。

ものづくり全般に言えることですが、一つのものを完成させるためには幾つかのプロセスを経て出来上がるのですが、規模が大きくなればなるほど関わる人が増え、その工程も複雑になります。
どれだけ機械化が進んでも全てをコントロール出来るわけもなく、そこには必ず人の手が加わります。機械作業と人的作業の割合は業種によって様々ですが、
私たちの業界はまだまだ人の手による割合が多いと思われます。

基礎工事が終われば躯体工事、設備工事、外装及び内装工事、仕上げ工事と大きな手順はあるものの、躯体工事以降は各工事を同時進行で進めるため、
ある工種を先に進めつつ、追いつくのを待つなど、現場の状況によって流動的に動かすものなんですね。
私の役割と言えば、各業種間の橋渡し的な存在であり、現場でのあらゆる事象のジャッジメントを下す存在であり、環境整備や安全管理の実行監視役と言った所でしょうか。
絶対的な存在と言う訳ではなく、各職方とコミュニケーションを取りながら、竣工へ向かってチームで進める、決して一人ではできない事です。

竣工までの道筋を描くのは私たちですが、そこには職方を初め、設計者、施主様、大きい括りで言えば近隣住民の方も含めて皆の理解と協力があってこそ、成しえるものと考えます。

一歩ずつ着実に、お預かりした建物を最後まで丁寧に。