こんにちは！設計の篠原です。

本日は、つい先日お引き渡しさせていただいたNI様邸で空気測定を行ってきましたので報告がてらブログに書きたいと思います。

まずは空気測定とはなんぞやということですが、
空気測定と言っておりますが、かっこよくアルファベットで言うと『TVOC分析』です。
TVOC（Total Volatile Organic Compounds）
総揮発性有機化合物（主なものだけでも200種類）の分析。
空気中に有機化合物の何が多く含まれているかを検査していきます。
VOC毎に、それぞれ室内濃度指針値が決まっていますが、厚生労働省ではTVOC暫定目標値を 400μg/m³ としています。
この数値が高いほどシックハウス症候群の可能性が増すとされています。

弊社では
壁は無添加住宅さんの漆喰、床材は無垢板を脱オキシムコーキングと釘止めの併用を標準施工としているので数値は問題なくクリアできるのですが、より空気質を良くしていくために測定、確認、必要があれば改善としていきたいと思います。
※ちなみに、漆喰の中でもTVOCへ影響があるものも多く存在しますのでお気をつけ下さい。株式会社無添加住宅の漆喰は影響が限りなく0に等しいものになります

さて難しい話は置いといて、測定をする検体ですがこちら！！

その名も『エアみる』です
わかりやすい！ナウイですね！

さてその検体を半径1mに何もない場所、検体同士は30cm、高さは床から120cm〜150cmの間。


設置方法に忠実に検体を設置！

検体に触れないように試験管を抜き取り（これが結構硬い！！）


こんな感じで測定開始！！

空気測定の流れとしては下記のようになります。

30分の換気、
↓
5時間の閉鎖
↓
検体設置
↓
24時間閉鎖
↓
回収、クール便にて送付

そう！2日がかり！

ですので、お引き渡し前にするのがベストなタイミングになります！

若干、以前に『香害』について書いたブログにも通ずるところがあります。
（https://www.fukuda-lld.jp/blog/?p=32042）

お暇なときにでもサラッと読んでみていただければと思います。

以上、検査結果が返ってくるのがちょっと楽しみな設計の篠原でした。