明けましておめでとうございます。

設計の古橋です。
新年の初回ブログでは、休暇中のひとこまふたこまを振り返ってみたいと思います。

昨年の年始に訪ねた【NIPPONIA 篠山城下町ホテル】が気に入る宿泊体験でしたので、
今年は同じコンセプトで運営されるホテルの中から【竹田城 城下町ホテル EN】へ滞在してきました。

雲海で有名な竹田城の麓に点在する客室は、明治時代に建てられた築100年以上の古民家建築などが、
当時の佇まいをそのままにリノベーションされたもの。

宿泊した建物はうだつや虫籠窓（むしこまど）などの意匠が特徴的な、
宿場町を彷彿する平入りの建物です。
由緒ある酒造場だったそうですが、
フロントから客室まで当時の趣きが最大限に尊重されている様子が見て取れます。

宿泊室から付書院の明かり障子を開けると、渡り廊下の先の庭園へ視線が抜けたりと、
重層的な景色が楽し気です。

夜間に降雪があり、ホテル裏手の古城山もうっすらと雪景色に。
その山頂に築かれた竹田城の城壁が垣間見えます。

冬季の閉山期間中であるため、展望台から遠くに望むことしか叶いませんでしたが、
いつかまた雲海の見られる時期に訪れたいと思います。

そして最後に、宿泊棟の離れにあるダイニングがこちら。
但馬牛や香住ガニ、岩津ネギ（日本三大ネギに数えられるそうな!）などの地産地消の料理に舌鼓を打ちました。

情緒ある歴史に溶け込むような宿泊体験は、その歴史性が作用するのか、
日常からの乖離を多分に感じられて良いリフレッシュとなりました。

本年もよろしくお願いいたします。