寒くなってきました。
ハロウィンが終わると紅葉のシーズンが始まると思いきや、それに被せるようにクリスマスが街を飾ります。

我が家では11月中はクリスマスの装飾をしないと決めていますので、
12月に入ると待ちかねた子供達が一刻を争うようにツリーを引っ張り出してきました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

題名にも書きました、「お家」ですが、今回はお魚たちのお家です。
それぞれの習性に従って、住みやすい形が異なります。

例えば、オオサンショウウオは複数になると積まれた座布団のように折り重なるのですが、
重そうに見えて実は一番下が特等席だったりします。
サメは暗い洞窟を好み、一部のペンギンは石をたくさん集めて魅力的な巣を作って異性にアピールします。
隠れるため、狩りのため、理由は様々ありますが、その種類にあったカタチがあることが見て取れます。

【写真は2021年に京都水族館で実施された特別展「カタチとくらし」の一部と、常設展示の一部です。】

人の場合は、ヒトだからこう、というルールがあるわけではありません。
（生活するのに必要な寸法等はありますが）
他の動物と比較すると趣向が多様です。
また、情報がとてもたくさん入ってくるので、本当の最良を把握しきれない場合もあります。
狭い空間の方がよく眠れる方もいれば、圧迫感を少しでも感じると恐怖を覚える方もいます。
オープン収納の方がうまく収納できる方もいれば、ものが隠れないことでストレスが溜まるケースもあります。
アイランドキッチンに憧れるけれど、いざとなると手元があらわになって落ち着かない、料理が大好きなので邪魔されたくないなど、憧れや理想、主流の形が本当にその方に合っているとは言えない場合もあるかもしれません。

弊社ではかなりボリュームのある問診票を書いていただいて、ヒアリングを行います。
整理収納やキッチンスペシャリストの資格をもつスタッフもおりますので、ご自身でスタイルが固められない場合はお気軽にお声がけいただければと思います。

理想のその先にある、永く愛せる形を目指して、日々取り組んでいければと思っています。

先日京都水族館でケープペンギンの赤ちゃんを見ることができました。
まだ巣穴の中の親鳥の下でぬくぬくしている時期でした。

山盛りになっているオオサンショウウオもいます。
＊京都水族館 https://www.kyoto-aquarium.com/index.html