電気の自給自足を目指す♪

2021年12月10日更新

前回に引き続き、電気自動車(EV)関連の投稿です♪
 
ところで皆さんは「V2H」をご存知でしょうか?
PHVやEVに搭載された蓄電池を、住宅の蓄電池としても使うシステムのことを言います。
ちなみに、V2Hとは「クルマ(Vehicle)から(To)家(Home)へ」の略称です。
このV2Hを用いた理想形は、太陽光発電で昼間に発電した余剰電力を蓄電池に充電し、
夜間にV2HスタンドからPHV/EVへ充電し、発電した電気を効率よく利用することではないでしょうか?
 
しかしながら、電気の世界には直流(DC)と交流(AC)という、少々やっかいな仕組みがあります。
普段私たちが使用している電気は全て交流電気ですが、太陽光パネルで発電された電気は直流電気なので、
これを使用するためにはコンバーターによって交流電気へ変換する必要があります。
これを担うのが「パワーコンディショナー(通称:パワコン)」です。
また、現在の蓄電技術においても交流電気を貯める方法は確立されておらず、直流電気でしか貯めることが出来ません。
つまり、太陽光発電で生み出された電気を蓄電池に貯める(電力会社から購入した電気も含む)ためには、
交流電気を直流電気に変換する必要があり、蓄電池にもパワコンが必要となります。
そうなると、太陽光発電用、蓄電池用、V2H用と本来3つのもパワコンが必要になりますが、
この3つの充放電をコントロールができるトライブリッドパワコンという方式が確立されました。
 
①太陽光発電でつくった電気をためることで、夜間は非常時にも自家製の電気が使えます。
②トライブリッドパワコンを用いた蓄電システムを用いることで、自宅の電気はもちろん、PHV/EVとも組み合わせられます。
③太陽光から生まれた電気を使うことで、電気自動車はソーラーカーとして生まれ変わります。
 
これからZEHの家づくりをお考えのお客様の中には、PHV/EVの車の所有を検討される方も多いと思いますが、
その際は是非トライブリッド蓄電をご検討なさってみて下さい♪
 
※画像は以下より借用しています。

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