基本設計-8

2021年5月17日更新

前回は以下の●基本設計-2の各項目の【造作家具】についてご説明させて頂きました。
 
 
弊社ホームページより
【家づくりのイロハ】
■ハ.家づくりの進め方→STEP3
 
上記は、初回提案後設計申込を頂き、住宅ローン審査を進めつつ、基本設計(マスタープラン)を固めるステップです。
先ずは、正確な全体費用を算出するベース(基本プラン)をつくり上げることを目標とします。
 
大きく分けて以下の3つで構成しています。
①基本設計
②全体費用の確認
③住宅ローン審査
 
では①の基本設計ですが、
主に以下の検証・検討・承認を行います。
●基本設計−1(敷地確定・プラン決定・法規チェック・設計レビュー①)
●基本設計–2(造作家具及び内装建具承認・照明計画方向性・サッシ承認他)
 
 
 
 
今回は、●基本設計−2の【内装建具】について説明いたします。
 
上記カテゴリー②の全体費用の確認のためには以下の金額算出も必要です。
初回提案の際に以下の金額算出を行いご提示していますが、プラン変更による増減見積や地盤改良見積、オプション類の絞込みも合わせて行います。
 
■土地に付帯する費用
【地盤改良】
【給排水引込関連】
【特殊工事】
【外構工事】
■建築関連費用
【住宅設備】
【造作家具】
【内装建具】
【照明】
【外部建具】
 
 
 
内装建具は、お部屋を仕切りプライバシー・遮音などを制御するもの、収納等を仕切るためのものです。
また和室で使用する障子は、意匠面・断熱面から和室以外でも使用したりと多様な使い方が増えてきています。
 
意匠面では空間を作る上でプレーンな設えのためには、建具配置のバランスを考えるとできるだけシンプルなものを選定したいものです。
時には存在感まで消したい場合は、白の扉に変更することで空間がしっくり馴染みます。
 
温熱面で考えると建具は部屋単位で仕切る扉だけではなく、冬期夏期のピーク時及び前後には玄関を風除室として仕切ったり、空間を大きく見せるため廊下をなくしてLDK内に階段を設置する場合、上階のホール・廊下とのつながりを仕切ったりと連続する空間をうまく扉で仕切ることによって快適性が格段に向上します。
 
弊社では、上記から標準建具をプレーンな設えにあうシンプルなデザインで存在感を活かしたり、時には壁面の一部になるような使い方をしたりと長く使用しても飽きのこない、天井まである高さの建具を選定しています。
 
標準建具の特徴を以下にご紹介したいと思います。
①フルハイトドア
建具高さが天井まであり、室内の広がり明るさを感じさせます。
扉の壁面化、壁が開閉するかのような一体感があります。
②建具厚みが40ミリ
一般的な建具厚30ミリに比べて格段に歪みが少なく安心と安定感があります。
③ソフトクローズ(吊引き戸)
扉を閉めたときに静かに閉まるブレーキ機能、扉が開く時も両方に働くWソフトクローズが標準装備
④フルハイトヒンジ(開き戸)
丁番は扉を開閉するための金物ですが、目立ってしまいデザインを損います。
フルハイトヒンジは、建具の上部についたヒンジで目立たないデザインでピンを引くだけでドアの脱着ができるデザインと機能性を持った優れものです。
またオプションには、ソフトモーション機能で扉が最後までゆっくり閉まり、機構は天井に埋め込まれたスッキリとした金物デザインです。
⑤反りに強い
独自開発されたドアを高温状態まで加熱し強制的に反らせる過酷な試験を行い、繰り返し加熱しても反りの量が少なく、冷めると元に戻る特徴を持っています。
面材の裏側に防湿シートが貼られ、スチール角パイプの剛性と空気循環方式を持った技術で高さ2700までが可能です。
 
造作建具は完全オーダー品ですので、自由にデザインして頂くことが可能です。
パブリックスペースであるLDK等にご提案しており、主にオークの無垢材を中心に、
四方框・装飾ガラスでデザインしています。
 
■パッシブZEH|place(プレイス)
 
■ゆとりある上質な空間で、庭と空が繋がる家
 
■四季の移ろいと共に暮らす家
 
次回は
●基本設計–2の項目について■建築関連費用【照明】をご説明します。

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