ウイルスと闘う漆喰♪

2021年1月23日更新

当社が内装材の標準仕様としている左官職人による漆喰(しっくい)仕上げ。
無添加住宅の理念に共感する当社は「無添加住宅オリジナルしっくい」を用いています。
 
その漆喰の効能は、余分な湿気を取り込み結露を防止する、料理やペットの臭いが残らない、
セルフメンテナンスによる補修が容易など、施工手間とコストが掛かる以上に様々なメリットがあります。
※漆喰の特徴は以下のリンクを参照下さい↓
しかしその中でも、インフルエンザウイルスやヒト・コロナウイルス(HCoV-229E)を不活化させることはあまり知られていません。
5分間で100%死滅させる試験結果も公開されていますが、ウイルスが蔓延するこの時世でもあり、是非そのメカニズムを知って頂きたいと思います。
※ウイルス不活化試験結果は以下のリンクをご参照下さい↓
ウイルスを不活化させる主たる要因は、漆喰の主成分である消石灰がpH12と強いアルカリ性示すことにあります。
その消石灰(水酸化カルシウム)は空気中の二酸化炭素と反応し、時間の経過と共に中性化していきます。
そこで、10年前に仕上げた当社の1階打合せスペースはどうなんだろう?という事で、pH試験紙を使った簡単な測定をしてみました。
 
用意したのは、pH試験紙・水・ピンセット。
漆喰の壁に水を吹きかけます。
pH試験紙を付着させます。  
pH試験紙が何色になったかを確認します。
1〜6は酸性・7は中性・8〜14はアルカリ性です。
 
施工して約10年経つ当社の打合せスペースの漆喰壁ですが、強アルカリ性を示す結果となりました。
飛沫防止のアクリル板設置や、使用毎の殺菌消毒などで、感染予防対策を施していますが、何より強アルカリ性の漆喰で囲われていますので、今後もどうぞ安心してご利用下さい♪

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