【vol.4】コラム「視線・奥行を作りながらプライバシーを守るプラン」

2014年1月12日更新

こんにちは設計チーフの千知岩です。
さて今回は、先日ご提案させて頂きました、NM邸のプレゼンテーションにおいて、最適解を導くための手法についてご説明させて頂きます。
 
土地探しからスタートされたご家族4人の2階建てのお住いです。
 
敷地は1区画だった土地を東西に分割した販売用地で道路は東側、西側の旗竿敷地ではない道路側の土地30坪です。
北側は共同住宅で、西側の旗竿敷地はまだ購入されていない土地ですが、遅かれ早かれ境界いっぱいまで建築予定になると思います。
 
最大の難問は、南側には3階建てが建っており冬期に日中の太陽熱を享受出来ないことです。
 
しかし、幸いなことに全面道路の南側依りに東側に伸びる道路があるため、朝日の享受と比較的プライバシーの高い視線の抜けがあることです。
 
初期案としては、プライバシーの比較的高い東側に伸びる道路の視線などをヒントに視線・奥行きを意識しながらプランニングを進めました。


計画の課題として、
 
1.駐車場2台+駐輪場4台のスペース、またお子さんが小さいため
 ベビーカーにて段差のない大きな屋根付きのアプローチが必要。
 
2.延床面積約30坪で、今回のコンセプトでもある『視線・奥行』を
 作り出すことは可能か。
 
3.2階は大きなワンルーム空間の想定だが、空間を豊かにするた
 めにメリハリの効いた設えを整えたい。
 
4.南側には3階建て、日射熱を夕方まで取り込むことが可能か。


検討を重ね最適解に至った方法論ですが、
 
1.上下階の諸室の面積配分を検討し、要望でもあった個室化できる和室を道路側上空に配置することで、ピロティの屋根が出来、その部分を駐車場・玄関アプローチとすることで、車から乗り降り・日常生活で雨の日の不便さを感じさせない設えが可能となりました。
 
2.和室・リビングの道路側にはウッドデッキバルコニーを東に伸びる道路の正面に作り、手すりは木製ルーバーにて目線より高めの設定にすることで、外部からのプライバシーが確保でき且つ内部からは視線がルーバーまで、さらに東に伸びる道路に視線は伸び、奥行きを作り出すことが可能となります。
 
さらに2、3・4についてはあることの工夫で劇的に全ての解決に至ることになりました。続きは1/26(日)の完成見学会にてお話させて頂こうと思っておりますので、ご興味のある方は是非お越しになって下さい。

 


【個別相談会(オンラインも可能)】

家づくりに悩んだら、フクダ・ロングライフデザインにご相談ください!
性能やデザインのことはもちろん、資金計画や土地探しまで、
家づくりに必要なすべてのステップをサポートします。
(土地探しや物件探しのお手伝いもしております)
詳しくはこちらから→個別相談会

 

【開催予定イベント・セミナー】
私たちと一緒に家のことを学びませんか?
これから家づくりをはじめる方おすすめの「家づくりアカデミー」や、
「家の裏側がみることができる構造見学会」「完成見学会」「お住い拝見見学会」
など様々なイベントを企画しております。ぜひご参加ください。
詳しくはこちらから→開催予定イベント・セミナー

 

【資料請求・お問い合わせ】
コンセプトブックや各種パンフレットお送りします。
ご意見やご質問などお気軽におよせください。

詳しくはこちらから→資料請求・お問い合わせ

 


耐震構法SE構法と無垢無添加による
「パッシブデザイン&リアルZEH」の家づくりを提供する設計工務店です。

新築の注文住宅や既存戸建て住宅の「性能向上リフォーム」、
中古マンションの「木のマンションリノベーション」にも取り組んでいます。

さらに、専属スタッフにより「土地探し・物件探し」もサポート致します。
大阪・神戸・奈良で、土地探し・物件探し、新築注文住宅、
リフォーム・リノベーションをお考えの方はお気軽にお問い合わせ下さい。

 

フクダ・ロングライフデザイン株式会社
〒553-0003 大阪市福島区福島8丁目17番14号
フリーダイヤル:0120-965-830
https://www.fukuda-lld.jp/


     

資料請求はこちら