パッシブソーラーと日射熱の利用

2015年9月16日更新

こんにちは。代表の福田です。
 
今冬は全国的に積雪が多く、寒い冬を実感されている方も多いのではないでしょうか?毎年のことですが、寒の入りのこの時期になると夏には避けていた太陽が恋しくなるんですから、勝手なものですよね。
 
でも、冬の晴れた午後、陽光が差し込む窓辺のポカポカした暖かさを感じられると、とても幸せな気持ちになれますよね。今回の「パッシブソーラー/日射熱の利用」は、そんな太陽エネルギーを冬期に最大限に活用する設計技術です。住宅の自然エネルギー理由の分野では、最も普及が遅れている分野とも言われています。
 
このパッシブソーラーは、晴れた昼間にたくさんの日射を入れ、それを蓄え、太陽が落ちてからの暖房に使うという技術です。このことに成功すれば、夕方以降の室温低下が相当に小さくなり、晴れていない日でも室温が安定します。その為に、以下のバランスを適切に整えることがパッシブソーラーの設計目標となります。


●多くの日射を室内に取り込む(集熱)
→わが国では使用されている手法の多くは、窓から室内に日射熱を取り込む「ダイレクトゲイン型パッシブソーラー」です。
 
→真南から30°以内の角度、床面積の10%以上の窓が条件になります。
 
→窓ガラスが「遮熱型Low-E」だと熱の取り込みが難しくなります。


●取り込んだ日射熱を適切に蓄える(蓄熱)
→床だけでなく壁や天井でも蓄熱させることができれば理想です。
 
→床面積1?当たり170KJ/℃が目安です。
 
→タイル貼りの床や、モルタル土間など、熱容量の大きな材料が蓄熱部材として有効です。


●放出する熱を外に逃さない(断熱)
→せっかく沢山の日射を集め、その熱を蓄えたとしても、断熱性能が低いとその熱を使って暖房できる時間が短くなります。
 
→開口部の熱貫流率は、2.91W/?Kを下回る性能を目安とします。
 
→夜間にはカーテンや内障子、シャッターを閉めるのが効果的です。
 
これら3つのポイントを反映したパッシブソーラー設計で、寒い冬もエコで快適な室内空間を実現していきましょう。

 


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